現在のデジイチが難なくフォーカスできる撮影条件(特に光量不足、低コントラストなど)ではME-Fは迷いますが、屋外では十分に機能するようです。40年前のオートフォーカスと現在のオートフォーカスを比較すること自体、技術の進歩から見て無意味かとも思います。しかし歴史的なカメラとしては価値のあるものだと思います。発売から40年近くなり、まともに動くカメラ、専用レンズが少なくなってきているようです。 特にレンズは電池の入れっぱなしで放置され液漏れによるギアユニット、モーターの腐食で故障しているものが多いようです。
出品のME-FとAFレンズは現在のところME-Fとしては完動品です。使用に伴う若干のスレ傷などはありますが、大きなダメージはないと思います。画像に示しましたように下部に一か所塗装面の肌荒れが認められます。
劣化したモルト等、またME-Fの作動不良になる最大の弱点であるミラーボックスの劣化したゴムバッファーは交換済み、ファインダー、ミラーにはカビ、曇りはなくクリアーですがわずかにプリズム稜線に劣化があるらしく、ファインダーを普通にのぞくとほとんどわかりませんがカメラを20cm程度離してファインダーを見ると中央下寄りに点状の劣化が二か所確認できます。普通に撮影時のファインダー画面ではほぼわからない程度です。フィルム面とファインダーのピントも一致しています。
レンズはカビ、曇りなく、電池室の液漏れ等もありません。露出はデジイチのK-30と比較しましたがほぼ同程度の露出値と思われます。
電池は仕様ではSR44ですがLR44でも稼働します。個体によってはLR44ではフォーカスセンサーが作動しないものもあるようですが出品のME-Fはどちらでも稼働しております。
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